鋭角の家

静かな住宅街の中で南側が大きく開かれた土地のこの住宅は、三角形の変形地を最大限に活かすカタチを意識し、敷地に逆らわない配置計画をしています。
容積率80%と条件が非常に厳しい中でのオフィス併用住宅。
駐車スペース3台を確保し、仕事動線と住まい動線が交錯しない様心がけました。
外観のデザインはグレーを基調にした落ち着いたトーンにナチュラルな板張りが目を惹くデザインにし 事務所と住まいが調和するスタイリッシュな外観イメージにしました。
生活空間との境には20㎝の段差を設け距離感を創っています。
屋根の形状そのままに広がる勾配天井のリビングダイニング空間は実面積以上の広がりを感じます。
家庭菜園スペース、ガーデニングスペース、ほんの少しだが楽しみなスペースも確保できました。
住みながら気づく奥深い空間デザインを感じながら毎日を楽しく過ごしていただける住まいになっていると思います。
山口県下関市熊野 2018,10 竣工