concept
計画する上で意識した事は、南側の山陰本線からなるべく距離を取りたい事と西側隣家への採光確保だった。要望の中にあった「カーテンを閉めず開放的な家」にするべく建物に必要な凹凸をつけ、リビングの延長を集まれるウッドデッキとし、LDK空間に㎡としての広がりをもたらした。
次に㎥としての広がりは大きな開口部にその役割を担わせたのだが、ここで凹凸型の形状が生きてくる。隣家の玄関先や建物内からの視線はと突した階段室が護る。屋根やバルコニーを西側に集め2階の面積を少なくし西側隣家に対して圧迫感の少ない優しい家になっていると思う。凹凸部分が建物に風を呼び込み快適な住環境を形成してくれると思う。
山口県下関市吉見 2013,6 竣工