2008,3 竣工
concept
施主様は道路区画整理事業にともない立退きをよぎなくされ、83歳という高齢で建替えを計画されていました。施主様はご病気があり、酸素吸入機械から10Mの管を常につけておられるため、10M以内で家のどこでも動けて生活できるということをコンセプトに今回の家創りを進めていきました。
機械から2Fの収納まで9.7Mでまとめあげ、平面計画、採光、動線、外観デザイン、それら全てが快適で施主様に相応しい家であること。また、お茶の先生をされているので、お茶室を創ること、茶室、玄関、リビングの3ヶ所から共有できる坪庭を設けること、収納を多く造ることなどを念頭に置き設計しました。
玄関を開けると木の香りが漂い、唐松無垢のフロア、壁に塗られた珪藻土、健康的な気持ちのいい家が出来たと思います。