社長日記
ものづくりと家づくりに共通する事。
2013-11-20
私は焼物が好きで出張などに行くと気に入った物を買って帰ります。会社のコーヒーカップや湯呑などは萩焼や小石原焼で私が購入した物です。
今日は先日会社に届いた砥部焼の作品について書きたいと思います。
今年の9月、愛媛県で砥部焼の文化に触れてきました。人生初のろくろと向合い、ここぞとばかりに集中して茶碗と湯呑みを作りました。実は最初は湯呑みではなくビアカップを作ったつもりでした。窯に入れると2割程度小さくなりますと聞いてはいたのですが、まさかここまでとは…
しかし想像を超える仕上がりの良さと、想像をはるかに超える湯呑みとしてのシックリ感に大満足でした。そもそも晩酌をしない私がビアカップを作ってもね…笑
先日、お客様からもお褒めの言葉を頂きました。さらに「玉井さんが作った洗面陶器を設計に取入れたらいいじゃないですか!」と。嬉しい限りですね(*^_^*)
奥の深さと作品の自由性は建築とはまた違う世界ですが共通する事もありました。それは「愛着」です。
自分が生み出す事によって、その後の物に対する愛着も違います。
出来た物を買うのと自分で作るという違い。よりその物を大切にしようと思うのです。
家づくりも同じだと思います。注文住宅と建売住宅の違いの様に。注文住宅には自分の意思や想いが詰まっています。建売住宅には残念ながらここが欠如しています。私はここの部分が実は家を大切にしてくれるか否かの問題に大きく関係するのではないかと思っています。
注文住宅の魅力…それは自分たちが家づくりに参加して自分たちの想いを込める事ができる。
これから家づくりをされる皆さんへ
設計者に自分たちの想いをしっかりと伝え、とことん家づくりに参加して思う存分に楽しんで下さい。
川中本町にて外壁リフォーム工事中!!
2013-11-19
川中本町にて外壁廻りのリフォームをしています。
新しく開通した道路からもT-styleのイメージシートを見る事が出来ます。
この度、ご依頼頂いているのは、外壁の塗装、屋根の漆喰補修、差掛け波板の張替え、浴室改修です。
玉井工務店(T-style)のリフォームでクライアントと住宅が笑顔になってくれると嬉しいです♪
完成まで、あと少し!!お楽しみに(^_^)
今年最後のT‐style内覧会「陽まわりの家」を終えて。
2013-11-18
二日間に渡り、長府前八幡町にて「陽まわりの家。」の内覧会を開催致しました。
T-styleの雰囲気をこの度も沢山の方々に見て頂き、知って頂き本当に嬉しく思います。
弊社の内覧会に初めてお越し頂いた皆さん、如何でしたでしょうか?
楽しんで頂けましたでしょうか?全てのお客様のご挨拶出来ませんでしたが、是非次の機会には沢山お話をさせて頂きたく存じます。
また既に弊社にて建築させて頂いたお客様にも沢山ご来場いただきました。
本当に有り難い事です!!これからも是非遊びにいらして下さいね。懐かしい話、沢山しましょう!!
今回の内覧会を通し、更に人との出会いに感謝して、今後もT-styleの魅力を発信していきたいと思います(^O^)/
この度、T-styleにご依頼頂いた皆様、どうか楽しみにお待ち下さい!!
これから私は皆様の夢の実現に向け、楽しみながら夢のプランをさせて頂きたいと思います。
最後に、この様な機会を与えて下さいました、陽まわりの家のクライアントご夫婦には心から感謝申し上げます。
本当にどうもありがとうございますm(__)m
「空と気配を掴む家。」構造チェック中!!
2013-11-15
現在進行中のプロジェクト「空と気配を掴む家。」は只今、基礎工事中です。
その間、私は12月3日の上棟に備え、構造の最終打ち合わせ。
この度の住宅は構造の柱、梁が化粧で表される木の家です。その為、強度、木材のサイズ、材種、見せ方のバランス、納まりなど色々な要点をチェックします。
また、この度もかなり複雑な構造(木造2階建4階層)なのでプレカット(機械加工)では出来ないという部分があります。
そういった場合は大工の手刻みです。弊社の職人は若いですが皆、手刻みの出来る職人です。
実は最近の若い大工は墨付けや刻みが出来ない大工も少なくないと聞きます(>_<)
私は設計に拘り、大工の技術が必要な住宅を創っていきたいと考えています。
そうする事が、技術や伝統の継承に繋がると考えているからです。
あと、コンピューターや機械より人間の技術力の方が勝ってる部分がある事を証明したかったり…笑
拘るから難しい、難しいから考える、考えるから面白い、面白いから続けられ、続けられるから拘れる。
その繰り返しでT-styleのスキルが高くなり、他社とのハッキリとした差別化が計れると信じています。
そんな事で、私は今日も自分が生み出す建築に磨きをかけるべく図面とにらめっこしてます(*^_^*)
昔の自分を思い出す。「建築甲子園」
2013-11-14
今週に入りHPの調子が悪く、ブログが更新出来ない状況になっておりました(>_<)
先程、問題も解決しましたので、日記を再開致します。
昨日の話なのですが、全国の建築系の工業高等学校(高専を含む)を対象にした設計コンペ「建築甲子園」の審査員として山口市まで行っておりました。山口県内からは6作品が応募されており、今回の山口予選を勝ち抜いた一作品が全国大会に羽ばたいて行く訳です。
今年のテーマは「地域のくらし」自分たちが育ってきた住まいと家族、地域の人々・環境との関係性についてそこから生まれる建築設計という事でした。
私を含めた4人の審査員で約2時間半に渡り真剣に選考させて頂きました。
どの作品にも夢があり、しっかりと地元を見据えた建築作品に私は高校生だった頃の自分を思い出しました。私が高校の卒業設計で描いたのは美術館でしたがエントランスホールから各展示室へは透明の筒の様な水中トンネルを通りながらいくという水族館と美術館が入り混じったような設計をしたのを今でもハッキリと覚えています。いやぁ~楽しかった!!
今現在、こうして建築設計というお仕事が楽しく出来ている事が本当にありがたく思います。
夢を持っていた昔の自分を忘れず、これからもしっかりと夢を追い続けたいと思います。
今回、高校生はどんな人に選考されたのかときっと思う事でしょう。
それを考えただけで身の引き締まる思いです。
これからの後輩たちに恥ずかしくない作品を残せる建築士として、より一層自分の建築と向き合っていこうと思う一日でした。